浴槽塗装は繊細な作業であり、わずかなミスが剥がれ・ブツ・ゆず肌といった不具合につながります。しかし適切なリカバリー方法を知っていれば、再施工や部分補修で美しい仕上がりに戻すことが可能です。本記事では失敗事例とその原因、リカバリー方法を解説します。
浴槽塗装で起こりやすい3大トラブル
プロ施工でも注意を怠るとトラブルは発生します。代表的なものが剥がれ・ブツ・ゆず肌です。
代表的な失敗

- 剥がれ:塗膜が浮いたり剥離する現象
- ブツ:埃やゴミが塗膜表面に付着して凸凹になる
- ゆず肌:塗膜が均一に広がらず、表面がザラついた状態
剥がれの原因と対策
剥がれは下地処理不足やプライマー不適合が主な原因です。
原因
- 研磨不足で素地に足付けができていない
- 脱脂不十分で油分が残っている
- プライマーの種類が素材に適合していない
リカバリー方法
- 剥がれた部分をサンダーで研磨し、素地を出す
- 素材に合ったプライマーを塗布
- 部分補修では境界をぼかして再塗装
ブツの原因と対策
ブツは養生不良や埃の混入で起こります。
原因
- 養生シートの隙間から埃が侵入
- 塗装中の換気不足で埃が舞う
- 作業服や髪の毛からの落下物
リカバリー方法
- 乾燥後にブツ部分を#1500〜#2000で研磨
- 再度クリア塗装で仕上げ
- 埃対策として作業前の掃除・送風を徹底
ゆず肌の原因と対策
ゆず肌はスプレーガンの設定不良や希釈率のミスで起こります。
原因
- ガン距離が近すぎ・遠すぎ
- 希釈不足で粘度が高い
- 吐出量が安定していない
リカバリー方法
- 表面を#2000で研磨し平滑化
- 希釈率を調整して再塗装
- スプレーガンを15〜20cmで一定距離に保つ
DIYでの注意点
DIYで浴槽塗装をする場合、これらのトラブルは特に起こりやすいです。対策としては以下が有効です。
- 養生範囲を広めに取り、埃の侵入を防ぐ
- 少量ずつ塗料を調合し、粘度を一定に保つ
- 乾燥時間を十分に取り、焦らない
プロのチェックポイント

研磨跡
足付けが均一か
足付けが均一か
養生
埃が入り込む隙間がないか
埃が入り込む隙間がないか
ガン設定
圧力・距離・希釈率が適正か
圧力・距離・希釈率が適正か
乾燥
温湿度を管理できているか
温湿度を管理できているか
まとめ
剥がれ・ブツ・ゆず肌は浴槽塗装において最も頻発する失敗ですが、原因を理解し適切に対処すればリカバリーは可能です。DIYでは発生リスクが高いため、業者選びの際には「下地処理・養生・ガン調整」を徹底しているかを確認しましょう。
お風呂リフォームを検討する際は、こうした失敗事例と対策を知っておくことで、安心してバスタブ塗装を選択できます。
