浴槽塗装で最も重要な下塗り工程がプライマーとサフェーサーです。素地と上塗りの架け橋となり、密着性と美観を大きく左右します。本記事では、それぞれの役割・種類・施工の流れを詳しく解説します。
プライマーとは?
プライマーは素地と塗膜を密着させるための下塗り材です。浴槽塗装では、素材に応じたプライマー選びが不可欠です。
素材別プライマーの例
- FRP浴槽:FRP専用エポキシプライマー
- アクリル浴槽:アクリル用プライマー
- ホーロー・ステンレス:金属用エッチングプライマー

サフェーサーとは?
サフェーサーはプライマーの上に塗布し、表面の凹凸やピンホールを埋める中塗り材です。研磨することで表面が平滑になり、上塗りの美しい仕上がりを支えます。
サフェーサーの役割
- 素地の微細な傷や巣穴を埋める
- 上塗り塗料の吸い込みを防止
- 膜厚を均一化し仕上がりを安定させる
施工の流れ
- 下地処理(研磨・脱脂・乾燥)を徹底
- 素材適合プライマーを2回薄く塗布
- 乾燥後、サフェーサーを吹き付け
- サフェーサー乾燥後、#800の耐水ペーパーで水研ぎ
- 仕上がりを確認し、必要に応じて追いサフェーサー
- 上塗り(2液ウレタンなど)へ移行

よくある失敗例と原因
下塗りに関する失敗例
- 剥がれ → プライマー不適合や塗布不足
- ピンホール残り → サフェーサー不足・研磨不良
- 白化 → 湿度管理不足による乾燥不良
DIYでの注意点
DIYでプライマーやサフェーサーを使う場合、必ず素材適合性を確認してください。ホームセンターの汎用品では密着不足を起こしやすく、数ヶ月で剥がれるリスクがあります。
プロが実践するチェックリスト

塗布量
プライマーは「薄く2回」が鉄則
プライマーは「薄く2回」が鉄則
研磨
サフェーサー後は#800で均一に
サフェーサー後は#800で均一に
乾燥
温湿度管理を徹底(20〜30℃)
温湿度管理を徹底(20〜30℃)
相性
上塗りとの適合をメーカー仕様で確認
上塗りとの適合をメーカー仕様で確認
施工後の耐久性
適切にプライマーとサフェーサーを使うことで、塗膜の寿命は5〜10年と大幅に向上します。逆にこの工程を省略すると、1年も経たずに剥がれるケースも珍しくありません。
まとめ
浴槽塗装は下塗りで決まるといっても過言ではありません。プライマーで密着性を高め、サフェーサーで表面を平滑に整える。この工程を丁寧に行うことで、美観と耐久性の両立が可能になります。
交換より安価に仕上げたい方は、ぜひバスタブ塗装を検討し、下塗りの重要性を意識して業者選びを行ってください。