浴槽リフォームには大きく分けて交換と塗装の2種類があります。どちらを選ぶかで費用・工期・耐久性・仕上がりが大きく変わります。本記事では両者を徹底比較し、それぞれのメリット・デメリットを整理します。
浴槽交換の特徴
浴槽を丸ごと入れ替えるリフォームです。新品になるため耐久性や清潔感は高いですが、工事が大掛かりになります。
交換のメリット
- 完全に新品の浴槽になる
- デザインやサイズを変更できる
- 耐久性は15〜20年以上と長い
交換のデメリット
- 費用が高い(40〜80万円程度)
- 解体・搬入・配管工事が必要
- 工期が1週間以上かかる場合もある
浴槽塗装の特徴
既存の浴槽を活かして塗装により美観と機能を回復する方法です。低コストで短期施工が可能ですが、耐久性は交換に劣ります。
塗装のメリット
- 費用が安い(9万〜15万円程度)
- 工期が短い(1〜2日)
- 騒音や解体工事が不要
塗装のデメリット
- 耐久性は5〜10年程度
- 素材や劣化状態によっては施工不可の場合あり
- 新品交換ほど自由なデザイン変更はできない
交換と塗装の比較表
| 項目 | 浴槽交換 | 浴槽塗装 |
|---|---|---|
| 費用 | 40万〜80万円 | 9万〜15万円 |
| 工期 | 1週間前後 | 1〜2日 |
| 耐久性 | 15〜20年 | 5〜10年 |
| 自由度 | サイズ・形・色を選べる | 色や艶の調整のみ可能 |
| 騒音・廃材 | 大きい | ほぼなし |
どちらを選ぶべきか?
選択は予算・目的・使用年数によって変わります。
- 長期的に使う持ち家 → 交換がおすすめ
- 賃貸物件や短期利用 → 塗装がおすすめ
- 見た目重視・費用抑制 → 塗装
- 設備刷新や断熱性能も求める → 交換
よくある失敗と注意点
注意点
- 塗装可能かどうかは素材・劣化状態で変わる → 事前調査必須
- 交換は浴室全体の工事になる場合がある → 水回り予算を多めに
まとめ
浴槽交換と浴槽塗装は、費用・工期・耐久性で大きく異なるリフォーム方法です。短期的なコスト削減には塗装、長期的な資産価値向上には交換が有効です。自分の住まい・物件に合った選択を行いましょう。